センター長あいさつ

北村センター長
北村 眞一センター長

 山梨県では人口減少と高齢化、若年世代の減少が問題とされています。

 こうした状況を改善するためには、若者の県内定着の促進が解決策の一つとなります。そのために地域の産業を活性化させること、雇用を多様で魅力あるものに充実させること、働く女性が子育てのしやすい労働環境を実現すること、住みやすい生活環境と社会を構築すること、高齢者が健康で活躍できることなどが大切です。また若者へ山梨県の魅力を情報発信することも大切です。

 本センターでは、文科省COC事業として平成26年度から、山梨大学の全学的体制と地域の自治体と民間企業の協働により、①地域を学ぶ共通科目の充実、ワイン科学と美しい里づくりの2つのコースの設置(教育改革)、②地域課題に取り組む教育と研究(教育・研究プロジェクト)、③教育・研究による地域への貢献(知の移転)を行っています。この事業は、果実の生産日本一や畜産などの山梨県の特色ある農業振興を中心とし、ワイン製造や観光産業など関連産業の振興による経済への貢献持続可能な地域を目指して環境や景観の保全に取り組んでいる点に特徴があります。

 また、文科省COC+事業として平成27年度から、山梨県内の11大学と横浜市立大学、県庁をはじめ多くの県内自治体と団体、企業によるオールやまなし「産官学金言労」の協働体制により、山梨県を事業協働地域として、雇用の創出と学卒者の県内への定着に取り組んでいます。11+1大学の協働の「やまなし未来創造教育プログラム」では、「ツーリズム」、「ものづくり」、「子育て支援」、「CCRC(ケア付き高齢者コミュニティ、生涯活躍のまち)」の発展の期待される4つの新たなサブコースを設け、大学生の能力の向上を図るとともに、雇用の創出を支援し、就職マッチングを強化することで、学卒者の県内への定着を目指します。そして11+1大学の組織の教育プログラムを運営する「バーチャルLAB」、大学と地域の自治体と民間団体や企業が連携して雇用の創出と卒業生の定着を図る「みらいサロン」、および財源の確保のために「クラウドファンディング」の試みなど、事業遂行の組織と財政の強化を目指しています。これらが本事業の特徴です。

 このような大学と地域が協働しての地域創生へ向けて、本センターでは運営に取り組んでいます。本事業に皆様のご理解とご支援をいただければ幸いです。

山梨大学地域未来創造センター長 北村 眞一